悪事通報アプリ
「どうぞ」
ニヤリと笑いながら足をどかせて美羽に見せる。
イヤホンは細い部分が粉々に砕けていて、もう耳に入れることはできなさそうだ。
美羽はグッと下唇を噛み締めて屈辱に耐えている。
「早くとれよ」
そう言ったのは花乃だった。
花乃は笑みを浮かべて美羽を見つめている。
ふたりに囲まれた美羽は無力だった。
ゆるゆると立ち上がり、イヤホンへと手を伸ばす。
私はその手を思いっきり踏みつけた。
つま先に力をこめてねじり込む。
美羽の表情がひきつり「うぅっ」と小さくうめき声が聞こえてきた。
見上げてきたその顔には涙が滲んでいる。
足を上げてみると美羽の手の平には壊れたイヤホンの破片が突き刺さっていた。
美羽は唇を引き結んでその破片を勢いで引き抜いた。
柔らかな皮膚からプラスチック片が抜き取られ、その先は血で濡れている。
思ったよりも深く突き刺さっていたようで、抜き取った瞬間傷口から血が流れた。
それは美羽の手のひらを伝って床へと落ちて行ったのだった。
ニヤリと笑いながら足をどかせて美羽に見せる。
イヤホンは細い部分が粉々に砕けていて、もう耳に入れることはできなさそうだ。
美羽はグッと下唇を噛み締めて屈辱に耐えている。
「早くとれよ」
そう言ったのは花乃だった。
花乃は笑みを浮かべて美羽を見つめている。
ふたりに囲まれた美羽は無力だった。
ゆるゆると立ち上がり、イヤホンへと手を伸ばす。
私はその手を思いっきり踏みつけた。
つま先に力をこめてねじり込む。
美羽の表情がひきつり「うぅっ」と小さくうめき声が聞こえてきた。
見上げてきたその顔には涙が滲んでいる。
足を上げてみると美羽の手の平には壊れたイヤホンの破片が突き刺さっていた。
美羽は唇を引き結んでその破片を勢いで引き抜いた。
柔らかな皮膚からプラスチック片が抜き取られ、その先は血で濡れている。
思ったよりも深く突き刺さっていたようで、抜き取った瞬間傷口から血が流れた。
それは美羽の手のひらを伝って床へと落ちて行ったのだった。