天才ピアニストは愛しい彼女を奏でたい
まさか演奏を聞いて感銘を受け涙が溢れるとは思いもしなかった。

あの感動が心に刻み込まれ忘れられない。

その後も頭にくると思いながらもついつい部屋で聴いてしまう。

なんだかんだで彼が出しているアルバム全てを気づけば制覇してしまっていた。

オーケストラと合奏するピアノコンツェルトも凄かった。

違うのよこれは。
私はただ単に彼の演奏が好きなだけ。

インタビューの動画なども見たが、やっぱりあれは何度見ても表向きの顔で、あの腹黒さを上手に隠していた。

逆にすごいわ。
ある意味プロだわ。

にしたって何であんなぶつかっただけで目くじら立てられたわけ?

どうやら熱烈なファンもいるみたいだけどさ。
一緒にしないで欲しいわ。

こっちは純粋に彼が奏でる演奏が好きなだけなのに。

そして今度私は丈慈のパリの出張に同行する事になった。
しかも何の因果か、偶然にもその期間中あの鶴宮 律の公演がパリで行われるらしい。

しかもしかも、ピアノコンツェルトときた。
これはもう行くしかないでしょうよ。
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