神殺しのクロノスタシス1
イーニシュフェルト魔導学院が。
シルナが、その命と人生を懸けて築き上げた学院が。
…今日で、終わり。
「とりあえず、授業を中断して、生徒を寮に帰してもらおうか。それから閉校の手続きを…」
「…」
「…聞こえてますか?」
担当官は、小馬鹿にしたように聞いた。
…何がそんなに…嬉しいのか知らないが。
「…あんまり調子に乗るなよ」
「…はぁ…?」
負け惜しみに聞こえたのか、担当官はせせら笑っていたが。
…本気で言ってるんだ。
あんたは、この学院を何処まで知っているのか知らないが。
それどころか、俺でさえ全てを知っている訳じゃないが。
…でも。
「…死にたくないなら、近づかない方が良い場所があるんだよ」
心からの忠告であったにも関わらず。
担当官は、つまらなさそうに一瞥しただけだった。
学院が閉鎖なんて、絶対に許せる訳がない。
しかし、警察の命令とあらば、逆らえば捕まってしまう。
ひとまずは、授業を中止するしかなかった。
シルナが、その命と人生を懸けて築き上げた学院が。
…今日で、終わり。
「とりあえず、授業を中断して、生徒を寮に帰してもらおうか。それから閉校の手続きを…」
「…」
「…聞こえてますか?」
担当官は、小馬鹿にしたように聞いた。
…何がそんなに…嬉しいのか知らないが。
「…あんまり調子に乗るなよ」
「…はぁ…?」
負け惜しみに聞こえたのか、担当官はせせら笑っていたが。
…本気で言ってるんだ。
あんたは、この学院を何処まで知っているのか知らないが。
それどころか、俺でさえ全てを知っている訳じゃないが。
…でも。
「…死にたくないなら、近づかない方が良い場所があるんだよ」
心からの忠告であったにも関わらず。
担当官は、つまらなさそうに一瞥しただけだった。
学院が閉鎖なんて、絶対に許せる訳がない。
しかし、警察の命令とあらば、逆らえば捕まってしまう。
ひとまずは、授業を中止するしかなかった。