神殺しのクロノスタシス1
宣言通り、一日の仕事が一段落してから、マキナスはそこに俺を連れていってくれた。
狭くて汚い土地に、粗末な家が所狭しと身を寄せ合うようにして立っている。
…所謂、貧民街という場所だ。
現代社会にまだそんなものがあるのか、と思われそうだが。
まだあるのだ。そんなものが。
むしろ、国が豊かになったが故に…そこからはみ出した人々が生まれるのだ。
そしてマキナスは、そんな貧民街に、臆することなく入っていった。
俺も、その後を追った。
マキナスの姿を見るなり、貧民街の子供達が、目を輝かせながらわらわらと寄ってきた。
マキナスはその子供達に、順番に食べ物を配っていった。
パンやチョコレート、飴玉など。
子供達だけでなく、汚い身なりをして物乞いをする老婆や、赤ん坊を抱えた女性にも。
施しを求める飢えた人々に、平等に食べ物を配った。
俺も、それを手伝った。
成程ね。
大衆食堂でマキナスが言っていたのは、こういうことだったのだ。
食べ物を分けてもらった人々は、皆九死に一生を得た、みたいな顔をしていた。
実際彼らにとっては、溺れているところにロープを垂らされたのと同じなのだろう。
…俺も、こうなっててもおかしくなかったんだろうな。
そう思うと、他人事とは思えなかった。
マキナスみたいな人間がいるからこそ、生きられる人もいるのだ。
小洒落た料亭で、立派な食事をするよりも。
自分は粗末なものを食べてでも、飢えているに施しをしたい。
マキナスの気持ちは、よく分かった。
実際ここで、飢えた人々の姿を見ていたら…。そんな風に思うのも、当然というものだ。
狭くて汚い土地に、粗末な家が所狭しと身を寄せ合うようにして立っている。
…所謂、貧民街という場所だ。
現代社会にまだそんなものがあるのか、と思われそうだが。
まだあるのだ。そんなものが。
むしろ、国が豊かになったが故に…そこからはみ出した人々が生まれるのだ。
そしてマキナスは、そんな貧民街に、臆することなく入っていった。
俺も、その後を追った。
マキナスの姿を見るなり、貧民街の子供達が、目を輝かせながらわらわらと寄ってきた。
マキナスはその子供達に、順番に食べ物を配っていった。
パンやチョコレート、飴玉など。
子供達だけでなく、汚い身なりをして物乞いをする老婆や、赤ん坊を抱えた女性にも。
施しを求める飢えた人々に、平等に食べ物を配った。
俺も、それを手伝った。
成程ね。
大衆食堂でマキナスが言っていたのは、こういうことだったのだ。
食べ物を分けてもらった人々は、皆九死に一生を得た、みたいな顔をしていた。
実際彼らにとっては、溺れているところにロープを垂らされたのと同じなのだろう。
…俺も、こうなっててもおかしくなかったんだろうな。
そう思うと、他人事とは思えなかった。
マキナスみたいな人間がいるからこそ、生きられる人もいるのだ。
小洒落た料亭で、立派な食事をするよりも。
自分は粗末なものを食べてでも、飢えているに施しをしたい。
マキナスの気持ちは、よく分かった。
実際ここで、飢えた人々の姿を見ていたら…。そんな風に思うのも、当然というものだ。