甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
プロローグ
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。

ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。



「案外、本当に君以外いないかも」



「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」



「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」



そのドクターの甘さは手加減を知らないようです。
< 1 / 91 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop