エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
俺は顔を上げる。

と、うるうるした瞳がそこにあって、我慢できなくなった。

「そういえばペナルティー与えなきゃだった」

「え?あ、そうでした。もしかして今のウソだったとかじゃ…」

まだそうなるか…

「ばーか。もうそれはなし」

ピンとおでこを弾くと由莉愛ちゃんが「いたっ」とおでこに手を持っていってる間に素早く唇を奪った。

そっと触れるだけのキス。

ビクッと由莉愛ちゃんが固くなる。

「これで我慢してやる」

そのままカチカチに固まってる由莉愛ちゃんをみて、前途多難だなと心の中でため息をつく。

「次からは10回に1回は撤回して、毎回にしよう。1回言うたびにキスな」

「マジですか?」

「おう」

また固まってしまった。
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