エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
「ありがとう。俺に初めてくれたの嬉しいよ」

こくりとうなづく。
と、顔をあげてわたしと目を合わせる。

「今日は泊まるよね?お母さんに連絡した?」

「あ、それはもう言ってあるから大丈夫。それに…実は日曜日の夜なんだけど…」

「どうしたの?」

「えっと、お父さんと会うことになっていて…拓海と一緒に来ないかって…」

「え?一緒って…もしかして俺怒られる?」

不安そうな拓海の表情。

「じゃないと思う。お母さんがわたしが変われたのは拓海のおかげだと話したみたいで、それで挨拶したいとかなんとか…」

「ほう…」

拓海は考え込むようにしてから言った。

「由莉愛は?俺にお父さんと会ってほしい?」
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