エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
「由莉愛…」

半分眠りながら、わたしの唇を弄ぶ拓海。

「拓海。もうちょっと寝てて。わたし買い物行ってくる」

「ん…じゃぁ甘える」

そのままスースーと寝息が聞こえる。

相当疲れているなと思った。

拓海は何でもそつなくこなし、泣き言を言わないし、9歳も年上だし、わたしが甘えてしまっているから本当にしんどくても言わないから…

けれど、さすがにかなり疲れていることはわかる。
仕事忙しいんだったら言ってくれたらいいのに…

もうちょっとわたしにも甘えてほしいなと思ってしまう。

甘えられないのかな。
頼りないもんね。わたし。
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