エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
「いや、男の部屋なんて行きたくないのはわかるけどさ。ほんとに俺の家しかないんだよ。ほんっとに、何もしないから。誓う。誓約書書いてもいい」

崎本さんにはめずらしく早口になっていた。

いや、けど、そんなこと疑っているわけではなく…
というか、わたしを襲う男の人なんていませんよね。

崎本さんには洗練された彼女がすぐできるだろうし。

それより、わたしがそんな聖域みたいなところに入っていいのかと思っているだけで…

「い、いいのですか?」

崎本さんの焦りとは裏腹に、こっちが焦っていたわたしはおずおずと尋ねた。

「え?」

わたしの反応に崎本さんは普段の表情を取り戻す。
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