エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
「由莉愛ちゃん。さすがに自分見くびりすぎ。ちゃんと女の子なんだから、もうちょっと警戒しなさい」

そしてわたしの頭にポスっとその手を置いた。
細長い指。綺麗な手。

「え、えっと」

頭ポスってされて、面食らってしまったわたしはしどろもどろになってしまっている。

「信用はしてほしいけど、他の男にもこんなホイホイついてったらダメだよ。由莉愛ちゃんかわいいからね」

それはお世辞だ。
けれど、それでもうれしかった。

王子様がこのわたしにそんなことを言ってくれているなんて。

夢みたいな話だ。

そしたらまた夢みたいなことが起った。
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