一ノ瀬さん家の家庭事情。®️
complex:15
田舎に来て5日目。
今日は花火大会。
夕方からあるんだけど、昨日までの畑仕事の手伝いのせいで身体中が筋肉痛。
こんなに痛くなったの、久しぶり。
「愛、おばあちゃんが浴衣着せてくれるって。」
虫を嫌がってた玲も無理やり畑仕事をさせたらなんとも顔が死んじゃってる。
「玲は花火大会、行くの?」
「俺はいかない。人ごみ嫌い。」
だよね。
わかってたけど。
「またあいつと行くの?」
「海司君のこと?」
「俺は知らないからね、どうなっても。」
なにその不吉なことが起こるよ、みたいなセリフは!
玲の予言って昔から結構当たるから侮れない…
「愛、早うせんと海ちゃん来るで!」
「はーい!」
おばあちゃんの部屋に行くと浴衣が広げられていた。
「わあ!かわいい!」
薄いピンクに赤い花びらの模様。
「この浴衣、昔唯に作ってあげたやつなんよ。」
へえ、唯ちゃんの…
「暁君が遊びに来た時、これ着て花火大会いっとったんよ。」
今日は花火大会。
夕方からあるんだけど、昨日までの畑仕事の手伝いのせいで身体中が筋肉痛。
こんなに痛くなったの、久しぶり。
「愛、おばあちゃんが浴衣着せてくれるって。」
虫を嫌がってた玲も無理やり畑仕事をさせたらなんとも顔が死んじゃってる。
「玲は花火大会、行くの?」
「俺はいかない。人ごみ嫌い。」
だよね。
わかってたけど。
「またあいつと行くの?」
「海司君のこと?」
「俺は知らないからね、どうなっても。」
なにその不吉なことが起こるよ、みたいなセリフは!
玲の予言って昔から結構当たるから侮れない…
「愛、早うせんと海ちゃん来るで!」
「はーい!」
おばあちゃんの部屋に行くと浴衣が広げられていた。
「わあ!かわいい!」
薄いピンクに赤い花びらの模様。
「この浴衣、昔唯に作ってあげたやつなんよ。」
へえ、唯ちゃんの…
「暁君が遊びに来た時、これ着て花火大会いっとったんよ。」