一ノ瀬さん家の家庭事情。®️
はるひちゃんも同じこと思ってたみたい。

「おい、綾瀬。なんか言ったか?」

「ううん!なんでも!」

空港まであと少しだから、それまでに良くなるといいけど。

バスもクラス毎に分かれて移動だから、浅丘君とは違う。

今日は朝から一度もあってない。

A組とE組だからクラスも一番離れてて、なかなか話すことが難しい。


「わあ!!飛んでる!」

初めて乗った飛行機。

本当に空を飛んでる!

すごい!

「落ちないかな…大丈夫なのかな…」

はるひちゃんは高いところが苦手らしく、窓の外を見ようとしない。

あたしは割と高いところ、好きだからワクワクしちゃう。

「明日の自由行動の時は聡太たちとまわれるんでしょ?ね、愛ちゃん!」

すっかり元気になった葉ちゃんは懲りずにチョコレートを頬張ってる。

そんなにチョコレートばかり食べてるのに、葉ちゃんの肌は白くてツヤツヤしてて、なんだか憎らしい。
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