花隠し
温かい弟、愛をしっかりと受け止めてくれる弟。
無機質な命しか持ち合わせていなかった弟が、今こうして生きているだけで泣きそうになる。
大好きだよ、守助。
共に入った布団の中で向き合った。
月明かりに浮かぶ端正な顔に頬が緩む。
「守助はかっこいいねぇ」
「俺からしてみれば、姉さんのほうが何倍もかっこいいですけどね」
「え、初耳」
この世に守助よりもかっこいいものなどないと思っていた私だ(どブラコン)