SECOND♢HERO
別れたことを妃咲に報告すると、
「はあ!?なんで突然!?」
ってすごく驚かれた。
でも私の泣きはらした目を見て、何かを察したのかそれ以上は何も聞いてこなかった。
家に帰っても、授業中も考えてしまう大和のこと。
特に家に帰って、一人になると涙が溢れてしまう。
前に進まなきゃいけないのに、ずっと立ち止まったままの私。
そんな生活を送っていて、二年生最後の終業式の日、私は大和の姿を避けるように保健室のベッドで寝ていた。
これは完全なるはじめてのサボり。
一人になるとまた悲しみがこらえきれなくて。
そこに入ってきたのが梓君だった。
初めて人前で泣いた。
梓君の前で、泣いた。
梓君は黙って私の話を聞いて、そして私をそっと抱きしめた。
大和以外の男の人にそんなことをされて、びっくりしたけど。
梓君の腕は力強くて。
心地いいって思ってしまった。
私は梓君に甘えてしまった。
「はあ!?なんで突然!?」
ってすごく驚かれた。
でも私の泣きはらした目を見て、何かを察したのかそれ以上は何も聞いてこなかった。
家に帰っても、授業中も考えてしまう大和のこと。
特に家に帰って、一人になると涙が溢れてしまう。
前に進まなきゃいけないのに、ずっと立ち止まったままの私。
そんな生活を送っていて、二年生最後の終業式の日、私は大和の姿を避けるように保健室のベッドで寝ていた。
これは完全なるはじめてのサボり。
一人になるとまた悲しみがこらえきれなくて。
そこに入ってきたのが梓君だった。
初めて人前で泣いた。
梓君の前で、泣いた。
梓君は黙って私の話を聞いて、そして私をそっと抱きしめた。
大和以外の男の人にそんなことをされて、びっくりしたけど。
梓君の腕は力強くて。
心地いいって思ってしまった。
私は梓君に甘えてしまった。