SECOND♢HERO
唇に柔らかいものが触れてる。
それは花恋先輩の唇で。
先輩から、キスされてる。
その状況を理解するのは難しくて。
「…忘れたいよ…忘れさせてよ…!」
花恋先輩は泣きじゃくりながら、自分の服のボタンを外し始めた。
「花恋先輩…!?なにして…」
顕になっていく、先輩の白い肌。
「…梓君、」
「…っ…」
先輩の手が、俺の手を導く。
初めて触れたそこは、信じられないほど柔らかくて。
一瞬、俺の理性を飛ばしそうになった。
だけど眼の前の、今にも溢れ出しそうな涙をこらえながら、震えている先輩の肩を見て我に返る。
俺はそっと先輩のはだけた服を直した。
「…こんなこと、しないで。先輩。」
「…ごめんなさい、ごめんなさいっ…」
ずっと一人だった先輩。
忙しい父親、暴力をふるう義母。
それを救ったのは、紛れもない、大和という存在だったのは間違いない。
だけど、今は俺がいる。
それは花恋先輩の唇で。
先輩から、キスされてる。
その状況を理解するのは難しくて。
「…忘れたいよ…忘れさせてよ…!」
花恋先輩は泣きじゃくりながら、自分の服のボタンを外し始めた。
「花恋先輩…!?なにして…」
顕になっていく、先輩の白い肌。
「…梓君、」
「…っ…」
先輩の手が、俺の手を導く。
初めて触れたそこは、信じられないほど柔らかくて。
一瞬、俺の理性を飛ばしそうになった。
だけど眼の前の、今にも溢れ出しそうな涙をこらえながら、震えている先輩の肩を見て我に返る。
俺はそっと先輩のはだけた服を直した。
「…こんなこと、しないで。先輩。」
「…ごめんなさい、ごめんなさいっ…」
ずっと一人だった先輩。
忙しい父親、暴力をふるう義母。
それを救ったのは、紛れもない、大和という存在だったのは間違いない。
だけど、今は俺がいる。