he said , she said[完結編]
そりゃ呉興があんなことにならなければ…とはしょっちゅう思ったけど。もう会社自体無くなってしまったんだからしょうがない。
それにしても…だいぶ謙虚になったはずなのに、相変わらず彼氏の一人もできやしなくて。
三十代半ばまでは “一発逆転” をどこかで夢見ていたもんだわ。独身女は家事や育児に追われず美容に時間とお金を割ける分、容色もそこまで衰えないしね。
とはいえさすがに36、7歳になる頃には一生独身を覚悟したけど。覚悟もなにも事実だから。
わたしに釣り合う男性がいない…わけじゃなくて、自分を高く見積もりすぎていたのが敗因かと分析しても後の祭り。
日々仕事をこなして、ボーナスや旅行をささやかな楽しみに、変わりばえのないままずるずる歳を重ねて。
安定はしているけど虚しさと隣り合わせの三十代後半。独身女性が一番焦る年齢かもしれないわね。
そんな頃、わたしは彼に出会ったの。出会ったというか話をするようになったというか。
そう、今の夫。同じ会社の人だけど部署が違うから、顔と名前は知ってるくらいの関係だった。
それにしても…だいぶ謙虚になったはずなのに、相変わらず彼氏の一人もできやしなくて。
三十代半ばまでは “一発逆転” をどこかで夢見ていたもんだわ。独身女は家事や育児に追われず美容に時間とお金を割ける分、容色もそこまで衰えないしね。
とはいえさすがに36、7歳になる頃には一生独身を覚悟したけど。覚悟もなにも事実だから。
わたしに釣り合う男性がいない…わけじゃなくて、自分を高く見積もりすぎていたのが敗因かと分析しても後の祭り。
日々仕事をこなして、ボーナスや旅行をささやかな楽しみに、変わりばえのないままずるずる歳を重ねて。
安定はしているけど虚しさと隣り合わせの三十代後半。独身女性が一番焦る年齢かもしれないわね。
そんな頃、わたしは彼に出会ったの。出会ったというか話をするようになったというか。
そう、今の夫。同じ会社の人だけど部署が違うから、顔と名前は知ってるくらいの関係だった。