(一)この世界ごと愛したい



てかマジでさっさと寝るのがベストじゃない?


私の判断最適だったんじゃない?




「姫?」


「……。」



寝たことにしよう。


そして朝になったら一件落着!この作戦で行こう!!!








「…んんっ!?」



目を瞑って寝たふり決め込んだ私に、あろうことかレンがキスを落とした。




「嘘つき。」


「〜っ!!!」



きっと寝たふりがバレたんだろう。私を嘘つきと言うが。


嘘つきはどっちだ!?





「何もしないって、言ったのに。」


「うん。」


「レンの馬鹿っ!」


「うん、ごめんね。」




だからごめんねで許される話じゃないんだってば!!!






「これ以上やると、もう歯止め効かなくなりそうだからやめる。」


「……。(本当かよ。)」


「…まだしてほしいってこと?」


「なっ…〜っ!!!」




私は火が吹き出そうなほど熱くなる顔を隠したくて。


レンの胸に顔を埋めて隠すことにした。




「……。(それは逆効果だって。)」


「…レン。」


「なに?」


「…私、嘘じゃないからね。」




さっきのエリクとスーザンとの会話を、何故か今また思い出した。







「もし仮に、この国で私に結婚する相手を選ぶ権利があったとしても。私はきっとレンを選んでたよ。」


「っ…。」


「だから自信もって大丈夫だよ。私、レンでよかったなってちゃんと思ってるから。」




< 521 / 1,300 >

この作品をシェア

pagetop