(一)この世界ごと愛したい



とりあえず埒があかないので一人ずつ、東西南北に担当を振り分けた。


残りは王都の守備として据え置く。



でも総指揮を取るものが決まらずまた揉める。



もちろん私が指名することは簡単なんだけど、みんなそれぞれ良し悪しがある。得意不得意も違う。



そして誰かを選ぶとそれ以外からまたギャーギャー言われるのがめんどくさい。





「よし、じゃんけんにしよ。」




妙案だ。


最初からこうすればよかった。




「じゃ、じゃんけん…。」


「姫様!我らは真剣に議論しているんです!!」



「ほら、運も実力のうちって言うじゃん。」




なるほど、と。


その気になってくれて、無事じゃんけんで勝敗は決まり何とか納得出来るところまで進んだ。





そして誰もるうのことを気にしないってことは、るうは当たり前に私に着いて行くと思ってるんだろうな。



当の本人は、王妃であるママと何やら話し込んでいるが。



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