彼の溺愛の波に乗せられて
ボードを車に積んで一度家に車と一緒に置きにいく。
優弥くんも後ろからついて来る。

ちなみに優弥くんの車は国産のベージュに塗装したピックアップトラックだ。

そして優弥くんの車に乗ってスペインバルへ向かい、お店についてテーブル席につく。

乾杯をしてまずピンチョスを食べる。

「んで? どうしたの?」

ビールを飲みながら聞かれる。

「いや…うん。今までは毎日のように早朝海でサーフィンしてたから会えてたんだけど、最近は寒くなったからあんまり会わなくなって…」

私は観念して話し出した。

「寂しくなっちゃった?」

そう言ってクスッと笑う優弥くん。
私はコクっと頷く。

「そっかー。雅ちゃんも乙女だったんだなー」

なんて言ってニカッと笑われた。

「うるさいな…」

私はビールを飲みながら言い返したけど、その声はとても小さかった。
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