振り向いて欲しくて〜初恋は甘くてちょっとほろ苦い〜
「じゃあ高瀬くんは借り物競争に出てもらいまーす」



高瀬くんはさっきからずっと無視している。



後ろの席にいるから怒っていることはよくわかる。



私のせいだよね…ごめんなさい



「だるいけど、別に怒ってない。どれか一つには出ないとだし。」



私のしょんぼりを感じ取ってくれた高瀬くんがフォローしてくれる。



やっぱ高瀬くんは優しい。



「委員長ー!鈴宮さんがリレーのアンカーになったら良いと思います!」



松浦さんがいうと、他の女子も賛同し始めた。



え…私走れない。



それを知っていってるの?



悲しくなって下を向く。



委員長の気遣う声にも反応できずにいた。
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