百日後に離婚予定のはずが、溺愛モードに入りました!
 そういえば、百日後とは言ったものの、きっちり百日後である必然性もないな、と思い直す。
 だけどこれでは生殺しだ。
 早くはっきりさせてほしい。

 だけど私からそれを言うのもなんだか悔しくて言えなかった。
 食堂から下がるとき、アラン様は私と一緒に退出した。

「マリアン……今夜、君の部屋へ行ってもいいかな?」
 こっそりと耳打ちされ、私はびくっとした。

 とうとう離婚の話をされるんだ、きっと。
「わかりました」
 私が答えると、アラン様は輝くような笑みを残して歩み去った。



 私はそのあと、メイドによって念入りに湯浴みをさせられた。

 この屋敷を出ていくのはいつになるだろうか。
 さっそく明日出ていけということはないだろうけど、早いうちに荷物をまとめなければ。

 湯浴みのあとはリラックスできる部屋着で過ごしていたが、遅い時間になったところでメイドが部屋を訪れた。
「お着替えの時間でございます」
 その手には白い夜着があった。

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