先輩は、はちみつの香り


「うん。はちみつの香り。
やよいちゃんなら沢山嗅いでいーよ」

「〜っ、て!嗅ぎませんよ!
私がまるでヘンタイみたいじゃないですか!」



よく分からないことを言う先輩。



そして........................



「ははっ。でも昔から、
消しゴムとかハンカチ盗まれまくってんの」

「それは、笑いごとではないんじゃ、」

「うん。そりゃ、
そーなんだけど、困ったことに、日常茶飯」



1歩間違ったら、その盗んだ子たちは、
窃盗の罪で捕まるレベルの話しを笑ってる先輩。



(先輩は笑ってるけど、それなりに、
嫌な思いもしていたんだろうな.........っ、)



そう心の中で思っていると。


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