意地悪な兄と恋愛ゲーム

 でも最後に……


「生着替え、動画で撮らせて欲しかったな…」


 ポソリと呟くと、晴斗が振り向いた。


「…?何か言った?」


「ううん、何でも…」


「そう。あ、美咲?」


「な、何?」


「明日の夜、母さんも俺もいないけど、本当に一人で平気?」


「うん、大丈夫」


「分かった。戸締まりはしっかりしておくんだよ」



 パタンと閉まる脱衣室の前に、私だけが取り残された。


 明らかに今までと違う、晴斗のあっさりとした態度。


 私に興味がなくなったのなら、ハッキリ言ってくれていいのに…… 



 あの日泣かれて、私の事が面倒になったって___





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