Rescue Me
 「実はワインに合うおつまみも買ったんです。ワインを開けててください。今おつまみ持ってきます」

 私は急いで先ほどキッチンで用意したチーズやクラッカーを持って颯人さんの隣に戻った。

 「アレックス達今いないのか?どうりで静かだと思った」

 「今回は皆で一緒にラスベガスに行くって言ってました」

 颯人さんはそれを聞くとクククッと笑った。

 「3、4日は平和でいいな」

 確かにとてもいい人たちで一緒にいると楽しいが、やはりこうして静かに颯人さんと二人だけで過ごすのがいい。

 「それじゃ、乾杯!」

 「乾杯!」

 颯人さんがワインが入ったグラスをくれ、二人で乾杯してまずは匂いを嗅ぐ。ダークチョコレートやコーヒーの様なそれでいて何かの木のような複雑な匂いがふわりと漂う。

 颯人さんがまず口に含んだのを見て私も少し飲んでみる。すると口の中にいろんな味が一気に広がる。かなり長い間熟成されたワインとあって赤ワイン独特の渋みもなく、ラムレーズンの様なドライフルーツの様な味が口の中に残る。

 「すごく美味しい!さすがお義母さんが選んだだけあります。まあ、お値段もすごいですけど……」

 「うん、確かに美味いな」

 私と颯人さんはしばしこの高級なワインを味わう。しかし久しぶりにワインを飲んでいるからか、私は一気に酔ってしまい、ニコニコと笑いながらふにゃりと颯人さんに寄りかかった。

 彼はくつくつと笑いながら私を見下ろした。

 「蒼は可愛いな。柚木夫妻に言ったのは本当だよ。蒼が可愛くて仕方がないんだ」

 そう言っていきなり私をソファーに押し倒すと、深く長くキスをした。

 「誰よりも愛してるよ」

 「私も颯人さんを愛してる」

 彼が愛おしくて、首に両腕を絡めながらキスをした。

 「蒼、今から抱いていい?」

 颯人さんは待ちきれないと言わんばかりに私の服の中に手を入れながらキスの雨を首筋や胸元に降らせた。

 「颯人さん、私の事思いっきり可愛がって……」

 私は完全に酔っ払いながら颯人さんに甘えるように擦り寄った。

 彼はそんな私を見て笑いながら、性急に私の服を剥ぎとった。そして胸の頂きを舌や唇を使って愛撫しはじめた。

 「あっ……ゃああん……」

 思わず甘い声が漏れてしまう。それを聞いた颯人さんは私のすでに濡れそぼっている秘部に手を伸ばし優しく触れた。

 「……蒼、可愛いよ」

 ふわふわと雲の上を漂っているような快感の中で、ずっとこうしてただ愛される為だけに彼に抱かれたかったんだと今更ながら気付く。

 酔っ払っているのもありちょっとした悪戯心で彼の耳に囁いた。
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