浅黄色の恋物語
そのうちにベビーホタテの珍味をパック詰めする仕事が入ってきた。 酒飲みには嬉しいお友達だ。
でもこれがまた大変なの。
ホタテを選別し計量してトレイに載せて袋に押し込む。
4人一組なわけね。 でもまあそこまではやれないからテーブルごとに係を決めてやってたけど。
ぼくはトレイに載せる仕事が多かったなあ。 選別は見えないと無理だから。
でもなんか変。 やっぱり仲良しグループが大きくなってきてた。
ある日のこと、午後は仕事が少なくて部屋の大掃除をやることになった。
ところが仲良しグループが仕事を先取りしてしまってぼくにはなかなか回ってこない。
やっとのことでトイレ掃除を終わらせてテーブルに戻った時、職員が変な話を持ってきた。
「この次のイベントさあ、中山さんが中心になってやることになったんだけど、それでいいかな?」というのであるよ。
「いいんじゃないの? 勝手にやれば。」 思わずぼくはそう言い捨ててしまった。
そして「やることも有るからさ、ぼくは来週から休むよ。」
みんなに聞こえるように行ったら、みんなが黙り込んでしまった。
それもそうだろう。 作業だけやって誰とも話さないで帰るなんて耐えられないよ。
それから一か月。 言ったとおりにぼくは休んだ。
その半年後、ぼくは今の仕事に戻ったんだ。
もちろん作業所でも好きな人は居た。 同年代だったけどね。
右に左に揺れ動きながら気付いたら年末なのですよ。 速いねえ。
ぼくらは30日 晦日まで仕事をします。 治療院関係はみんなそうだね。
福岡に住んでた頃、地域の仲良しで集まって忘年会をやってたことが有る。
年末の休みの話が出てきた時、ぼくはどうしようかって悩んだよ。
だってぼくが一番遅かったんだもん。
27日の仕事納めで終わる人がほとんどなんだ。 ぼくは大みそかまで働いていた。
老健だったからさ、その日は大掃除もやるんだよね。 忙しかったなあ。
昼過ぎに帰ってきてやっと「お疲れさま。」ってなるわけ。
でもまだ介護職員よりは恵まれてるよ。 介護職は年末年始なんて関係無いから。
そりゃあ休まれたら困るよ。 面倒を誰が見るのさ?
そんな過去も有ったんだなあ。 55の今になってやっと振り替えられる。
さあさあ今年もカウントダウンが始まるよ。
でもこれがまた大変なの。
ホタテを選別し計量してトレイに載せて袋に押し込む。
4人一組なわけね。 でもまあそこまではやれないからテーブルごとに係を決めてやってたけど。
ぼくはトレイに載せる仕事が多かったなあ。 選別は見えないと無理だから。
でもなんか変。 やっぱり仲良しグループが大きくなってきてた。
ある日のこと、午後は仕事が少なくて部屋の大掃除をやることになった。
ところが仲良しグループが仕事を先取りしてしまってぼくにはなかなか回ってこない。
やっとのことでトイレ掃除を終わらせてテーブルに戻った時、職員が変な話を持ってきた。
「この次のイベントさあ、中山さんが中心になってやることになったんだけど、それでいいかな?」というのであるよ。
「いいんじゃないの? 勝手にやれば。」 思わずぼくはそう言い捨ててしまった。
そして「やることも有るからさ、ぼくは来週から休むよ。」
みんなに聞こえるように行ったら、みんなが黙り込んでしまった。
それもそうだろう。 作業だけやって誰とも話さないで帰るなんて耐えられないよ。
それから一か月。 言ったとおりにぼくは休んだ。
その半年後、ぼくは今の仕事に戻ったんだ。
もちろん作業所でも好きな人は居た。 同年代だったけどね。
右に左に揺れ動きながら気付いたら年末なのですよ。 速いねえ。
ぼくらは30日 晦日まで仕事をします。 治療院関係はみんなそうだね。
福岡に住んでた頃、地域の仲良しで集まって忘年会をやってたことが有る。
年末の休みの話が出てきた時、ぼくはどうしようかって悩んだよ。
だってぼくが一番遅かったんだもん。
27日の仕事納めで終わる人がほとんどなんだ。 ぼくは大みそかまで働いていた。
老健だったからさ、その日は大掃除もやるんだよね。 忙しかったなあ。
昼過ぎに帰ってきてやっと「お疲れさま。」ってなるわけ。
でもまだ介護職員よりは恵まれてるよ。 介護職は年末年始なんて関係無いから。
そりゃあ休まれたら困るよ。 面倒を誰が見るのさ?
そんな過去も有ったんだなあ。 55の今になってやっと振り替えられる。
さあさあ今年もカウントダウンが始まるよ。