極愛〜狙われたら最後〜
それでも総会があれば参加するよね?

ちょうど来月その総会が開かれる。
チャンスはそこしかないかもしれない。

そんな事を思いながらルージュのカウンターに肘をついて赤ワインを飲む。

変わらずちょいちょい他にも仕事は舞い込んでくる。

八神龍臣の件はZも時間がかかると読んでいるようだ。

八神は女を抱いたりしないのだろうか?
適当に処理する相手くらいいるよね?

そこのポジションに潜り込めないかな。

すると誰かが入り口のベルを鳴らし入ってきたかと思えば、私の席から二つ離れた場所に一人の男性が座った。

そして目を疑う。

八神龍臣だ。

観察していてわかったが、七瀬の時は眼鏡をかけて髪を下ろしている。

八神の時は、眼鏡もなく前髪を掻き上げて漆黒の瞳と同じ色のスーツを着ている。

今は八神だ。

てゆうかさ、だからなんで!?
なんでいっつも急に現れんのよ!

しかも今の私は仕事帰りのあのだっさいスタイルのままだ。

色仕掛けもクソもない。
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