バツイチ美女と 御曹司
ルミエールの妖精というのも
気に入っているようだ。

たった直径一・五メートルのテーブルの上に、
花によって様々な世界観が展開されるのだ。

あるときは気品高く、ある時はちょっと小粋に
和モダンにするときもある。

マリはこの活け込みを心から楽しんでいた。

そして見てくださる人にも楽しんで
もらえたらという、そんな思いで、
いつもきちんとテーマを決めて
花を飾っている。

このSNSが契機になったのか、
円山花壇に大きな企業や他のホテルからも
活け込みの依頼が来て装花部はてんてこ舞い
することになった。

ホテルの活け込みは、今五件受けていて
これはもう限界の件数になる。

大企業の受付ロビーの方は、円山花壇の
社長を通じての依頼なので断ることが
出来ず、二社受けることになった。

椿は社長にもうこれ以上は無理だから
依頼があっても断ってと、
釘を刺したらしい。

また本社の方で、定期的に開催している
アレンジのクラスは、定員いっぱいなので
クラスをもう一つ増やすことになり、
不定期にイベント的なレッスンを行う
クラスを、計画していくことになった。

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