王子様たちに毎日甘く溺愛されて
私が来る前からドアが開いていたから、最初鍵を回した時あかなかったんじゃ…。



まぁ先生が閉め忘れた、とかそんなこと理由だろうと思いドアを開ける。



「…きれいっ!」



5月の空は青く澄み渡っていて、屋上にいるととても空が近く感じる。



とても空気もいい。



初めての屋上に浮かれながらるんるんと前に進む。



でもボケーッと歩いていた私は目の前に人影があることに気が付かなかった。



「ドンッ!!」



突然大きな音が響き渡ってドクッと心臓が跳ねる。



な、何!?


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