蒼い空の下で愛を誓う〜飛行機を降りたパイロットはただ君を好きなだけの男〜
制服とは違い初めて見る私服に目を惹かれた。間違いない、彼女だ。
後ろから男性が後を追って来るのが見え、焦って俺は先に話かけに行った。
これで彼女とのきっかけを作ることができると、まるで高校生かのように高鳴る胸の音を鎮めながらそんなことを微塵も感じさせない表情を作った。足を伸ばして座っているところを見ると疲れているのだろう。周囲を牽制するよう見渡すと俺は彼女に声をかけに行った。

「疲れましたよね」

そう言葉をかけるとどこか気の抜けたような表情を浮かべたのを見て、正直なところその表情にもまたやられたと思った。
なぜこんなにも彼女が気になって仕方ないのかわからない。でもどうしても手に入れたいと思った。
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