蒼い空の下で愛を誓う〜飛行機を降りたパイロットはただ君を好きなだけの男〜
「よし、貧血があるのなら次回は焼き鳥だな。レバーをたくさん食べさせよう」
笑ながら話す彼の顔を見て、思わず頷いてしまいそうになった。
そうだ、次回はお断りしないと……。
今日だって本当に楽しかった。美味しい食事と楽しい会話に何の不服もない。でも私は今の職場でこのまま働いていたい。そのためには桐生さんと関わりを持っていてはだめだと頭の中で警報が鳴る。
「桐生さん、私はずるい人間なんです。桐生さんと仲良くなると周囲からのあたりが強くなるので自分勝手なのは十分に承知していますが、今日を最後にしたいんです」
「俺は終わりにしたくない」
「桐生さんはご本人が思っているよりもずっとモテるんです。ハイスペックで見た目も良くて、一緒にいても楽しくて、悪いところなんてないじゃないですか。そんな桐生さんが私に話かけるだけでみんなは何事かと驚くんです。そんなふうに思われるほど、私と桐生さんとの間には大きな差があるんです」
「そんなことはない」
彼にはきっとわからない。どれだけ彼が魅力的なのか。
私は彼に惹かれ始めている。でもこれ以上はだめだと無意識にストップがかかる。
「桐生さんとこうして一緒に食事ができて楽しかったです。話すことができて嬉しかったです」
話を終わりにし、立ちあがろうとすると机に置いていた手に彼の手が重なる。
「俺を見ないで、どうして周りばかり気にするんだ? 俺自身が悠里ちゃんに合わないというならわかるが、周りに振り回されて俺自身を見てくれないのは理解できないよ」
「離してください」
重ねられた手を掴まれ、それを解こうとするがぎゅっと握られてしまう。
笑ながら話す彼の顔を見て、思わず頷いてしまいそうになった。
そうだ、次回はお断りしないと……。
今日だって本当に楽しかった。美味しい食事と楽しい会話に何の不服もない。でも私は今の職場でこのまま働いていたい。そのためには桐生さんと関わりを持っていてはだめだと頭の中で警報が鳴る。
「桐生さん、私はずるい人間なんです。桐生さんと仲良くなると周囲からのあたりが強くなるので自分勝手なのは十分に承知していますが、今日を最後にしたいんです」
「俺は終わりにしたくない」
「桐生さんはご本人が思っているよりもずっとモテるんです。ハイスペックで見た目も良くて、一緒にいても楽しくて、悪いところなんてないじゃないですか。そんな桐生さんが私に話かけるだけでみんなは何事かと驚くんです。そんなふうに思われるほど、私と桐生さんとの間には大きな差があるんです」
「そんなことはない」
彼にはきっとわからない。どれだけ彼が魅力的なのか。
私は彼に惹かれ始めている。でもこれ以上はだめだと無意識にストップがかかる。
「桐生さんとこうして一緒に食事ができて楽しかったです。話すことができて嬉しかったです」
話を終わりにし、立ちあがろうとすると机に置いていた手に彼の手が重なる。
「俺を見ないで、どうして周りばかり気にするんだ? 俺自身が悠里ちゃんに合わないというならわかるが、周りに振り回されて俺自身を見てくれないのは理解できないよ」
「離してください」
重ねられた手を掴まれ、それを解こうとするがぎゅっと握られてしまう。