蒼い空の下で愛を誓う〜飛行機を降りたパイロットはただ君を好きなだけの男〜
「あの、それじゃあ私は引き返すので失礼します」

私が電車を降りようとしたところで彼も電車を降りてしまった。

「俺も行っていい?」

有無を言わさない口調に私はまた返事に困るが、ついてくる気満々の彼を止めることはできず一緒に先ほどの駅へと引き返すことのになった。

「ねぇ、何かあったの? 俺はてっきりあいつといい感じになっているのかと思っていたんだけど」

「どうなんでしょうか? 私はよくわからなくなってしまって」

作り笑顔を浮かべ、なんとか会話をしようとするもぎこちなくなってしまう。そんな私を見て心配そうな顔をする結城さんには申し訳無くなってしまうが、どんな顔をしたらいいのかわからなくなった。

「よくあいつと話あったほうがいいと思う。絶対に後悔するよ。あいつはあんなだけど、君には違うだろう?」

「でも、私は釣り合わない」

「それってどうしてそう思う? それを決めるは本人たちだけだと思うけど。誰かに言われるのも、他人の目を気にするのも違うと思う」

結城さんの言っている意味はわかる。それでも先ほどの雰囲気を見せられたら誰だって自信をなくす。先ほどまでの意気込みが嘘のように消えて小さくなってしまった。
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