両片思いだったのに略奪されて溺愛されました
要するに、俺はこのままでいい
ビルを出て悠祐のイベントに向かう集団からこっそりと離脱し、怒ったままの杏を引っ張って松濤に向かう道に入った
ブツブツと杏が何かを言っているから、耳をすます
「……泊めるとは一度も了承してない。
ハゲ!」
え、俺……
「……ハゲてない」
よな?
え?
ハゲてんの?
「えっ」
「さっきから、全部口に出てるから」
「い、いつから……」
「了承あたり」