両片思いだったのに略奪されて溺愛されました
そこからは、無言の道のりを歩いた。(つっても二、三分)
せっかく上機嫌だった杏は、テンションがた落ち。
ゲンなら杏を笑顔にさせれるけど、俺は杏の機嫌を損ねることしか言えない
「疲れたー」
マンションについて、リビングの奥のほうから杏の声が聞こえた
「――杏、風呂借りるー。部屋着セットしておいて」
バスルームに直行した俺はそう言ってこなれたようにシャワーを浴びる