両片思いだったのに略奪されて溺愛されました
――ーー……
「怒られたよ」
「えっ?何がですか?」
呑気な顔をした藤森さんが、商談テーブルでキョトンとした顔で私を見た
「縫製汚いって。別に藤森さんのところだけじゃないけどさ、レベル悪いの」
「あー」
ほとんどボヤきにしかなっていない私の呟きに、「だったら工賃の高い縫製工場に入れたらいいでしょ」と顔に書いてある藤森さんが苦笑いしている
わかっている。
そんなことは。