両片思いだったのに略奪されて溺愛されました
急にどっと騒がしくなって、夏目の大声が耳に入ってきた
「あー……」
反対側に出来ている塊の中央には、ハジメと猛禽女。
それを見て直美が「学生じゃないんだから」と呆れて笑う。
「ゲンももう今年三十路だろ」
「まー、いいじゃん」
いい感じに出来上がっている夏目に、敦史が諌めるように声をかける
「水嶋もさ、――南ちゃん好きだよねー」
流し目をキラリと光らせて、直美がまたボソリと呟いた
「ええ、ほんに」