コリウスの花束を、キミに
もうこれで、注目されずに済む……
と、安心したのも束の間。

「城谷さん……?
ちょっとお話があるんですけど」

誰かが後ろから、私の肩に手をポンと置いた。

振り返ると、
そこには私の新しい担任である、
松本先生がいた。

先生は不機嫌そうに眉を寄せ、
腕組みをして立っている。
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