仕返しのつもりだったのに、溺愛されているようでなんだか幸せです
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それから10年後。

健斗には6歳になる妹の『舞』(まい)が誕生していた。

そして兄の太一の家には、なんと雫ちゃんと1歳違いの双子ちゃんの妹と弟になる『瑠衣』(るい)『瑠香』(るか)がいた。


今日は久しぶりに皆で霧島家の別荘にバーベキューに来ている。


子供達は楽しそうに大騒ぎだ。

北斗はすっかりもうお父さんが板についている。

「健斗、舞、バーベキュー始めるぞ!」

「はーい」「はい、パパ」

最近健斗は北斗にそっくりで小学校でもカッコイイとモテモテらしい。
そして妹の舞は沙羅に年々似て来ている。
北斗はもう過保護でデレデレと言った感じだ。


太一の家も同じで、優しいパパにしっかり者のママといった雰囲気だ。
瑠衣、瑠香、の双子ちゃんは顔がそっくりでとても可愛い。


バーベキューが楽しくて一日中騒いだ子供たちはそれぞれ先に寝てしまった。

残された親の北斗たちはゆっくりと部屋で話を始めた。


北斗が皆に向かって話し出した。

「前に一緒に来たバーベキューからもう10年も経っていたんだな。」

太一もうんうんと頷いている。

沙羅が微笑みながら皆に伝えた。

「なんか、すごく幸せですね…これから10年、20年と歳を重ねて、皆どうなっていくのでしょうね。」


すると、皆が一斉に声をあげた。

「絶対幸せだよ!」
「幸せだね。」
「幸せに決まっているよ。」
「幸せだと信じている。」


皆が顔を見合わせて笑うのだった。


------- END

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