飴ちゃん食べる?~よろしく焼肉ホスト部♡
翌日、いつものように集まって、今回の焼肉講座の件を報告をした。すると天野スミス唯が「なんで俺らについてきたん?」と、ムッとしながらふたりに問う。
――ん? ついてきてたの?
「バレてた? お詫びにこれあげるよ」
早乙女冬弥くんが天野スミス唯に写真を渡す。覗き込むと、天野の実家がある街の駅に、私と天野スミス唯がいた時の写真が。
「ふたり、いい雰囲気だったから邪魔できなくて」
「いや、そもそもついてくるなよ」
「だって、小さい時に唯が迷子になったこと思い出して……本当にあの時は心配したよ」
「小学生の頃だろ? もう迷わへん。ただ冬弥たちがデートしたかっただけだろ?」
「……それもあるけど」
黙って早乙女冬弥くんと天野スミス唯の話を聞いていた橘裕翔くんが口を挟んできた。
――あっ、そういうことなんだ。
私は早乙女冬弥くんと橘裕翔くんを交互に見る。
そんなこんなで対決の準備を終え、ついに文化祭の日がやって来た。
――ん? ついてきてたの?
「バレてた? お詫びにこれあげるよ」
早乙女冬弥くんが天野スミス唯に写真を渡す。覗き込むと、天野の実家がある街の駅に、私と天野スミス唯がいた時の写真が。
「ふたり、いい雰囲気だったから邪魔できなくて」
「いや、そもそもついてくるなよ」
「だって、小さい時に唯が迷子になったこと思い出して……本当にあの時は心配したよ」
「小学生の頃だろ? もう迷わへん。ただ冬弥たちがデートしたかっただけだろ?」
「……それもあるけど」
黙って早乙女冬弥くんと天野スミス唯の話を聞いていた橘裕翔くんが口を挟んできた。
――あっ、そういうことなんだ。
私は早乙女冬弥くんと橘裕翔くんを交互に見る。
そんなこんなで対決の準備を終え、ついに文化祭の日がやって来た。