あの子の成績表
「わかった。出る準備するから、どこかで待ってて」
『おう。コンビニにいる』
そう言って電話は切れました。

私はスマホ画面を見つめてなんとなく背中を冷たい手で撫でられたような気がして振り向きました。
だけどそこには誰もいません。

私は想像の中の青白い手を振りほどくように勢いよくリビングを出て、自分の部屋に向かいました。
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