DEAR 1st 〜 SEASON〜
──…やば…。
何か本気で泣きそうだ。
勝手に期待してたのが悪いんじゃない…。
ぶんちゃんは悪くない。
そうでしょ?
そうだよね?
自分に言い聞かせて拳にギュッと力を入れる。
涙で潤むクリスマスにはしたくなかったのに…。
「───…でもさ。
彩はいい子だから、
サンタクロースがプレゼントくれるかもだよ?」
────は?
思わず口に出そうになった声を飲む。
バカにしてる…?
いくら童顔とはいえ、
チビとはいえ。
あたしはもう子供じゃないよ。
サンタクロースがいないことくらい知ってるよ。
……何だか……
そのうち悲しみが怒りに変わりそうだ。
「何言ってんの…
サンタクロースなんかいないよ…」
「いるよ。
俺さっきみたし。」
………それって街に溢れてるサンタの事?
ぶんちゃんってこんな会話が成り立たない人だっけ?
なんか……
「……見たってサンタを?」
「……んー……
──さっき。
彩のポケットにプレゼント入れてるの見たけどね。」
「────え?」
ポケット──…?
って………
まさか………