苦手な上司にプロポーズすることになりました
 


「変わった野菜も多いですね」

「そうなのよ。
 珍しい野菜見つけると、育ててみたくなってね」

 女同士楽しげに収穫しているので、由人は少し離れた場所から二人の様子を窺っていた。

「佑茉さんも、なにか育てたりしてるの?」

「そうですねー。
 実家の私の部屋の前の芝生にですね。

 毎年、里芋の芽が出るんですよ。

 うちが建つ前は畑だったらしいので。
 それでなんじゃないかと思うんですけど。

 里芋の葉って可愛いじゃないですか。
 毎年、ちょっと楽しみにしてるんですよね」
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