苦手な上司にプロポーズすることになりました
 わーい、お寿司だっ、と佑茉は喜び、カサカサと包みを開ける。

 緑色の包み紙を見ながら、
「これって、酔っ払いの人がよく、家族に持って帰るやつですよねっ」
と言うと、

 偏見だ……という目で、由人が見る。

「すみません。
 私までいただいてしまって」

「家族ではないかもしれないが、一緒には住んでるからな」
と由人は言う。

「お寿司には日本酒ですよね。
 うち、いい日本酒あるんですよ。

 持ってきますねっ」
と言いながら、『うちにある』という言い方も変だな、と思っていた。

 別々に暮らしてはいるが、同じ家に住んでいるわけだから。



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