苦手な上司にプロポーズすることになりました
 湯沢は頷き、達筆な字で、取引先の常務のところに書き足しはじめる。

『100円拾ってくれた』

「……部長、湯沢さん、真顔で酔ってないですか?」

「いや、久川常務の親切な人となりを表そうとしているのかもしれん」

 体育会系な先輩後輩なのだろうか。

 由人は絶対的に湯沢を信頼しているようだった。




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