苦手な上司にプロポーズすることになりました
 


 皆穂が鋭い口調で佑茉を問い詰める。

「この間、日曜に一緒に歩いてた人は誰なの?
 お兄様って言ってたけど。

 ……あんた、イケメンのお兄ちゃんはいないって言ったわよね?」

 詰問された佑茉は困り顔で答える。

「あのー、そもそもお兄ちゃんいても、『イケメンの』とは自分でつけないと思うんだけど。

 っていうか、あれはいとこだよ」

「いとこでもなんでもいいのよっ。
 イケメンの若い男ならっ」

 どんなキレ方だ……と佑茉は思った。

 だが、この手に話題になると、皆穂は怖い。

 佑茉は真剣な顔で友を見つめ、言った。
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