苦手な上司にプロポーズすることになりました
 


 しかし、誕生日か。

 なにをしたら、喜んでくれるんだろうな。

 まあ、とりあえず、同じ家に住んでいるから、真っ先に、おめでとうと言えそうなのはいいな。

 ……ちょっと前なら、同じ家でも、今、何処に住んでるのかわからなかったが、今ならわかるからな。

 なんて言おうかな。

「誕生日、おめでとう。
 今日から同じ部屋に住まないか」

 いや、それは俺へのご褒美で、あいつにとっては、なにも嬉しいことじゃないよな。

「おめでとう。
 なんでも欲しいものを言え」

 ……あいつ、すごいお嬢様だよな。

 本人、そんなつもりはなくとも、とんでもないものを要求してくるかもしれん。
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