苦手な上司にプロポーズすることになりました
「ところで、誰よ、それ。
 社内の人?」

 皆穂がそう突っ込んで訊いてきたとき、公園の入り口に湯沢と由人が現れた。

「やだっ。
 部長と湯沢さんっ。

 あの二人、大学の先輩後輩なんだってー。
 お疲れ様です~っ」
とにこやかに挨拶している。

 ……いや、今、あんたが、人間的におかしいに違いないっ、と叫んだのは、その人なんだが。

「お疲れ様。
 もう売り切れてるところもあるみたいだね」
と湯沢が話しかけてくる。
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