ツンデレ王子の溺愛が甘すぎる。
「はぁ……よかった……」
ぎゅーっと抱きしめる力を緩めるが、私のことは離さない。
いつも強ばってる表情をした天野が、今は別人みたいに見えた。
「……暗くて、一人だったから、さみしかった」
彼の和らいだ表情見てぽろりと、本音をこぼしてしまった。
「怖かったよな……でももう俺がいるから」
天野はぽんっと頭を撫でるのではなく、背中を優しくさする。
小さい子供を慰めるようにそっと…。
そんなことをされたからなのか、安心してしまって自然と涙が頬をつたった。
「…私のせいで、もう天野といれなくなるのかとおもったぁ…」
「蒼井のせいなんかじゃない。俺だって距離置いてたこともあるし」
「っそんなこと……ない。私がまた天野のこと避けたもん…」
天野に迷惑かけないように、自ら身を引いた自分が悪いもん…。
でも結局、この前みたいに迷惑かけちゃったな……