ツンデレ王子の溺愛が甘すぎる。
ゆあちゃん、荻くんより先に学校に着いた。
緊張するんですが……
「…普通にしとけ」
翔と二人で教室に入ろうとする。
昨日のこともあってなのか、まだ心配してくれているみたい。
ドクドク……
入ったら痛いほど苦しい視線を向けられるんだと覚悟する。
ガラッ……
天野が先導して入ってくれた。
後ろについて行って席に向かえば、クラスの女子達からの視線が。
キッと強く睨まれ、こんな声も…
「何で二人が一緒に来てんの?」
「昨日閉じ込めたのに…」
確かに、あのまま閉じ込められていたら今私はここにいない。
平然と教室に入ってくる時点で、彼女達にとっては辻褄が合わないんだ。
気まずい状況ながらも自分の席に着いたら、
昨日私を閉じ込めた中心の女子がやってきた。
「ねぇ、蒼井さん」
うわっ、絶対何か言われる…っ!
そう思ってぐっと拳を握って身構えていたら
横に翔がやってきて…
ぐっと肩を抱き寄せた。
!?!?
えっ、ここ学校ですけど…!?
みんな見てるんですが…!?!?
クラス中にキャーッっと悲鳴が上がった。