Deception〜私たちの恋の裏にはそれぞれの思惑が渦巻いている〜
悪態をつく男子とは別に、リーダー格の男子が通学鞄からとあるアイテムを取り出した。仲間に見せびらかすように出したものは、黒くつるりとした硬質な護身用品だ。右手にストラップをはめて安全スイッチをONにしている。そのままトリガーボタンを押し込んだ。チチチチチ、と大きな音と共に稲光がスパークする。
「おおぉ〜っ!」
三人は悪意に満ちた目を輝かせた。反対に、彼らに取り抑えられ下敷きになった少年は瞬時に顔色を蒼くする。空中放電をするそれがスタンガンだと気づいたからだ。
「こいつを当てるとどうなるか、試してみねぇ?」
「いいなそれ、面白そう」
「どれぐらいで気絶するんだろ」
「っや、やめろ……っ!」
「やめませーん!」
「ギャハハ、こいつビビってるよ!」
二人に馬乗りされた少年が不意にジタバタと暴れはじめた。蒼白になった額からは汗が浮き出ている。
「いいからそいつ、ちゃんと押さえとけよ」
二人に命令するのはリーダー格の少年、お山の大将だ。さっきはカマキリの卵で今度はスタンガンというわけだ。右手に持ったスタンガンを抑えつけた男子の右脇腹へ、今にも当てようとしている。
そこでププ、とクラクションが鳴らされた。三人の男子生徒がいっせいに音の出どころを探し当てた。
「おおぉ〜っ!」
三人は悪意に満ちた目を輝かせた。反対に、彼らに取り抑えられ下敷きになった少年は瞬時に顔色を蒼くする。空中放電をするそれがスタンガンだと気づいたからだ。
「こいつを当てるとどうなるか、試してみねぇ?」
「いいなそれ、面白そう」
「どれぐらいで気絶するんだろ」
「っや、やめろ……っ!」
「やめませーん!」
「ギャハハ、こいつビビってるよ!」
二人に馬乗りされた少年が不意にジタバタと暴れはじめた。蒼白になった額からは汗が浮き出ている。
「いいからそいつ、ちゃんと押さえとけよ」
二人に命令するのはリーダー格の少年、お山の大将だ。さっきはカマキリの卵で今度はスタンガンというわけだ。右手に持ったスタンガンを抑えつけた男子の右脇腹へ、今にも当てようとしている。
そこでププ、とクラクションが鳴らされた。三人の男子生徒がいっせいに音の出どころを探し当てた。