可愛い子が大好きです!!〜男装女子&女装男子の恋模様〜
「ーーこれは、どういうことかな?」
翌日。
ヨウは所属事務所の中条 勝社長から直々に呼び出された。
しかもヨウだけでなく、ヨウのマネジャーである奥本 マキともう1人都内有名私立高校に通う女子高校生ー昨日、ヨウに思いっきり抱きついた少女であり、河西 紫葵《しき》もその場に居合わせていた。
「うーん、僕が思うに……撮影予定だったモデルが体調を崩して急遽、ヨウに行ってもらい、事なきを得ようとしたのがいけなかったのかな……。それとも所属が決まった時点ですぐさま顔合わせをしておくべきだったのかな……? いやいや、憧れているとは言っていたが……まさか、こんなことになろうとは……誰が予想出来た!?」
独り言のようにぶつくさと呟いていたと思えば……社長はいきなり、目の前のデスクに各新聞社の一面をずらりと並べていた新聞紙を1枚手に取り、勢いよく三人に向かって突き出した。
その一面は全て大きく男女が体を寄せ合い濃厚に抱き合う姿であった……。
あっ……。
すぐさま3人は思い当たった。
「僕はね、常々誰よりも注目を集めて、有名になれって言ってるけど、こういうことで注目を集めて、有名になってほしい理由じゃないんだけどな〜。どうして、こんなことになったのか……説明してもらえるかな?」
満面の笑みを浮かべた社長の眉間はピクピクと引き継いていた……。
これは相当怒っている……ヤバいなと、マキが思う一方、ヨウはケロッとし、シキは初めて目にする社長の怒りの姿にわけが分からずにキョトンとしていた……。
「申し訳ありませんっ!!」
そう、マキが言葉を口にするよりも早く……
「可愛い子、憧れの子が目の前にいたら抱きしめちゃうって、あるあるじゃないですか!」
「ヨウ!?」
ピクッ……。
社長の眉間がさっきよりもさらに引き継り、怒りマークが1つ増えたことも気に留めず、ヨウは言葉を続けた。
「ねぇ、そうでしょ?」
「ーーっ!?」
「言ったよね?」
ヨウは左隣に立つ華奢なシキにやんわりと尋ねた。
「えっ……」
「やっと……よくやく、ここまで来た……って、あの時……私に抱きついた時にそう、言ったよね?」
「……き、聞こえ、てた……ん、ですか……?」
今にも消え入りそうな声でシキはボソッと言葉を口にした。
「もちろん!」
ヨウは満面の笑みを浮かべて、ニッコリと微笑んだ。
翌日。
ヨウは所属事務所の中条 勝社長から直々に呼び出された。
しかもヨウだけでなく、ヨウのマネジャーである奥本 マキともう1人都内有名私立高校に通う女子高校生ー昨日、ヨウに思いっきり抱きついた少女であり、河西 紫葵《しき》もその場に居合わせていた。
「うーん、僕が思うに……撮影予定だったモデルが体調を崩して急遽、ヨウに行ってもらい、事なきを得ようとしたのがいけなかったのかな……。それとも所属が決まった時点ですぐさま顔合わせをしておくべきだったのかな……? いやいや、憧れているとは言っていたが……まさか、こんなことになろうとは……誰が予想出来た!?」
独り言のようにぶつくさと呟いていたと思えば……社長はいきなり、目の前のデスクに各新聞社の一面をずらりと並べていた新聞紙を1枚手に取り、勢いよく三人に向かって突き出した。
その一面は全て大きく男女が体を寄せ合い濃厚に抱き合う姿であった……。
あっ……。
すぐさま3人は思い当たった。
「僕はね、常々誰よりも注目を集めて、有名になれって言ってるけど、こういうことで注目を集めて、有名になってほしい理由じゃないんだけどな〜。どうして、こんなことになったのか……説明してもらえるかな?」
満面の笑みを浮かべた社長の眉間はピクピクと引き継いていた……。
これは相当怒っている……ヤバいなと、マキが思う一方、ヨウはケロッとし、シキは初めて目にする社長の怒りの姿にわけが分からずにキョトンとしていた……。
「申し訳ありませんっ!!」
そう、マキが言葉を口にするよりも早く……
「可愛い子、憧れの子が目の前にいたら抱きしめちゃうって、あるあるじゃないですか!」
「ヨウ!?」
ピクッ……。
社長の眉間がさっきよりもさらに引き継り、怒りマークが1つ増えたことも気に留めず、ヨウは言葉を続けた。
「ねぇ、そうでしょ?」
「ーーっ!?」
「言ったよね?」
ヨウは左隣に立つ華奢なシキにやんわりと尋ねた。
「えっ……」
「やっと……よくやく、ここまで来た……って、あの時……私に抱きついた時にそう、言ったよね?」
「……き、聞こえ、てた……ん、ですか……?」
今にも消え入りそうな声でシキはボソッと言葉を口にした。
「もちろん!」
ヨウは満面の笑みを浮かべて、ニッコリと微笑んだ。

